福原 |
今日は、林兄弟の2014年1年を改めて振り返ろうという
企画……でよかったんだよね。 |
双子 |
はい。よろしくお願いします。
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福原 |
まずはなんといっても全国流通で
アルバムが発売できたことだよね。
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由恭
(以下よっしー) |
20周年の年の初めに
プラネットKのレーベル
「Low-Fi Records」から族音二重奏初のフルアルバム
「イロハリズム」がリリースできた。
それで2014年がスタートできたってのは大きかったね。
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福原 |
2013年から準備して、双子の日(2月5日)にリリースして、
同じ月の双子の日(25日)にワンマンライブをやって。
まずは、CDリリースのことをもう少し話そっか。
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双子 |
だね~。
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福原 |
1994年のデビューからこれまでいろんなバンドで
CDをリリースしてきたわけだけど、
ふたりの体制になって、準備段階から発売までの
苦労話とかこんな発見があったとか。
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双子 |
・・・・
(互いに順番をゆずりっこしていて、少し時間が空きました)
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よっしー |
去年の1月はバタバタだった。
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福原 |
プロモーションしたり、コメントもらったり。
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双子 |
う~ん。。。
(相変わらずゆずりっこしていて、言葉が出てきません)
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よっしー |
先輩とか仲間とかいろんな人にコメントもらって、
改めて「つながり」を感じましたね。
言葉をいただけたのがとてもうれしかったです。
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福原 |
あんなにコメント集まるの、珍しいんやで。
資料つくるのに、1枚の紙におさまらなかったんやから(笑)
1st Album「イロハリズム」に寄せられたコメント
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久悦
(以下アニ) |
ホームページに乗せた以外にも、
いろんな方が感想をくださったんですが、
片岡大志さんつながりで交流のある浦清英さんが
「『すき間』がよかった。
音で埋め尽くされていないのが。」と言ってくれて。
音楽的に一目置いている浦さんから
そう言ってもらえたことがすごくうれしかったですね。
常にベースとドラムだけでいいのか?と
いつも自問自答していて。
でも、ふたりだけで表現したいと。
そこを曲げなくて良かったな、と改めて思いました。
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福原 |
このアルバムは「これが正解!」ってのがないもんね。
制作には実際どのくらいかかったの?
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よっしー |
リズム録りは2日。ミックスはどれくらいだったかな。
トータルでも凝縮すれば1週間くらいだったかと。
とにかくリズム録りに関しては、
空気感を大事にしたかったので、2日で一気に録って。
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アニ |
歌に関しては、ちゃんとレコーディングするのは
初めてだったので、録り終えたあとにちょっと反省しました。
次はこうしてみたいな、と。
ドラムとベースに関しては、かなり満足。
自分たちにしかできない音が録れていると。
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よっしー |
うん。
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福原 |
族音二重奏という名前で出したCDが
店頭に並んだりプッシュしてもらえたり。
客観的に見て、どんな感じだった?
ツイッターやフェイスブックでファンの皆さんも
「●●にありました~!」とかよく挙げてくれていたけれど。
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よっしー |
10代では「感動」、今は「覚悟」って感じで
「売れてくんねぇかな~」って思いながら、
面出ししてた(笑)
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福原 |
ぼくもCDショップで目立つところに置きなおしたりしてた(笑)
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よっしー |
感動というよりも、「頼むぞ~!」的な思いを込めて。
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福原 |
祈る気持ちでね。
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よっしー |
あと、「ゆず」のファンのCDショップの店員さんが
「ゆず」と同じ枠に置いてくれたり……。
そういうのがすごくうれしかった。
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福原 |
ファンの人もみんなで宣伝してくれてたもんねー。
「これが『族音二重奏』です!」っていう
名刺代わりにもなったし。
20周年の幕開けにふさわしい1枚になったね。
あのCDがあったからツアーも回れたし。 |
双子 |
ですねー。20周年イヤーの幕開けを
アルバムリリースで飾れたことはうれしいことでした。
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福原 |
このCD発売を機に初のワンマンやったね。
ぼくは不安で不安で。
「よっしー、本当にだいじょぶ?」ってずっと訊いてた。
予約状況とかね。よっしーは
「だいじょぶ、だいじょぶ。」としか返してくれなくて。
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よっしー |
実はめちゃくちゃ不安だった(笑)
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福原 |
でも蓋を開けてみたら、大成功だったね。
「花道」とか「映像」とか。
ふたりともエンターティナーだなぁ!と、ほんと感心した。
ワンマンで「これはやりたい!」とかってのはあったの?
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アニ |
「花道」はコイツ(よっしー)のアイデア。
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よっしー |
びゅーちふるずのワンマンで見て、
「これ、いただき!」と(笑)
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アニ |
映像とのコラボはおれがやりたくて。
歌がない分、曲の世界観を
ぐ~っと感じてもらえたらなぁ、と。 |
福原 |
インストのワンマンってうち(プラネットK)では
ほとんどやらないから、
「ふたりだけでワンマン!?」っていう不安と
動員的な不安と、
ぼくはずーっと不安だったんだけれど。
ふたりはどうだったの?ワンマンの日を迎えるまで。
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よっしー |
リハも全然まとまらなくて。
最後までどうしよう?って感じだった。
歌詞がない分、人間性で伝えるしかないなと。
体全体でパフォーマンスするっていうか。
そうやってお客さんに楽しんでもらえたら。。。
他のインストバンドってお客さんが美術館に行ったような感じで観ると思うんだけど。。。
あの技がこうで、この世界が……っていう感じ?
族音は体感してもらおうと。
それが普通のインストバンドとは違うところかな。
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福原 |
演奏でどれだけ伝わるかはわからないんだけれど、
来た人はそれを感じてくれたんじゃないかな、と。 |
よっしー |
その熱だけは伝えたいな、と考えてやってました。
もともとふたりともホットな人間というか、
割と前に出たい……。 |
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福原 |
楽しませたい願望があるかもね。
サポートでヴォーカリストを目立たせるために演ってるのと、真逆なことするわけやん。
自分が目立ってナンボのワンマンやから。
常々ヴォーカリストを支えるっていうか
花を添える立場なのに、
ワンマンでは自分が花になるっていうか。
それがお客さんとしては一番体感できたんじゃないかな。
ぼくもそう感じたし。 |
よっしー |
よくやったと思います。 |
福原 |
詳細決まったの、ギリギリだったしね。
スタッフ一致団結して前日から仕込んで。。。 |
よっしー |
プラネットKだからこそできたイベント。
スタッフのすばさらしさは
ツアーを回って、トップレベルだなと改めて思った。
こんなホームがあるって心強いな、と。
PA、照明、受付……etc. |
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福原 |
演者がやりたいことはやらせてあげたいからね。 |
よっしー |
出るほうが安心しきっていて、年末のライブ(12/28)では
演者がだれもセッティング図を出さないという(苦笑) |
福原 |
そうそうそう。 |
アニ |
えっ?マジで? |
福原 |
そのくらい信頼感あるしねー。 |
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(つづく) |